長湯の秘訣は、温度と○○。


おはようございます。
栃尾又温泉は古くから、ぬるい湯になが〜く浸かる「長湯」が伝統的な入浴方法ですが、なが〜く温泉に浸かるには「温度」ともう一つ、大切な要素があります。
それは、湯の「硬度」です。
一般的に
1リットルあたりのマグネシウムイオンとカルシウムイオンの含有量でその水の硬さが定義付けされます。
よく軟水、硬水なんていってミネラルウォーターが売られていますね。あれです。
ちなみに、
【軟水】カルシウムとマグネシウムの含有量が比較的に少ない水
【硬水】カルシウムとマグネシウムの含有量が比較的に多い水

日本では一般的に
【軟水】硬度が100mg/L未満
【硬水】硬度が100mg/L以上

と、言われております。
 
栃尾又温泉のカルシウムとマグネシウムの含有量は
 
カルシウム40,8mg/L
マグネシウム0,1mg/L
※計測年により多少の誤差はありますが
 
と、比較的に含有量が少ない「軟水」です。
また、その他ラドン以外の成分がほとんど入っていないこともあり、
湯ざわりがとても柔らかい温泉なのです。
加えて水道水とは違い、塩素等は一切含まれません。
 
温泉によってこの高度はまちまちで、たくさんの成分が含有されており硬水の温泉も多々あります。
どちらが良い悪い、というのではなく、ラジウム温泉に長湯をするには、この柔らかい温泉がちょうどよいのですね。
 
温泉は地球からの贈り物、この温度、泉質、硬度がちょうどよく噛み合ってくださったのも、本当にありがたいことです。