おとこ たまにはぼっち旅。

岩魚のイラスト

イワナのイラスト…のつもり

20代のころかひっそりと続けている趣味があります。
それは秘湯のスタンプ集めです。

これのお陰でどこか観光地へ行くのが目的ではなく、旅館に行くことが目的となりました。ひとりでふらっと…たまには男も家を忘れてぼっち旅へ。

自在館は新幹線と送迎バスを使えば数時間で着き比較的行きやすい秘湯の宿で気に入っています。

特にここは岩魚の炭火焼きがお気に入りで、岩魚付きのコースに追加してもう1本。合計2本食べてしまいます!じっくり焼かれた岩魚は絶品!!
頭からがぶりと尻尾まで食べられてしまいます。
連泊の時は鮎の塩焼きやイワナ酒を楽しむこともしばしば。

家族や友人にここの岩魚を食べて欲しくて、一緒に来たり紹介したり…みんな気に入ってくれて嬉しいです。

親子(娘、母)2人旅

食堂 新緑

 わりに仲のよい親子の私達。若いころは衝突することもあったけれど、母が私の「母」になった年齢を過ぎ、当時母は『こんな気持ちだったのかも』とハッとすることがあります。そんな私も「母」になって結構なベテラン選手です。

 「母」になってみて、どれだけ母が大変だったかという事を感じる日々です。母の慰労もかねて私が休みの日は2人きりで湯治に出掛けます。この日ばかりは、家の事は忘れて休むに没頭です。

 年々食が細くなる母(でも、とても元気)に合わせて食事の量を調整してもらいます。自在館にはもう10年近く通っているので私たちの好みも把握済み。何も言わなくてもいつもの部屋、いつもの席が用意されています。

 よくあるメニューもありますが、ひとつひとつ手が込んでいます。そして、人が作ったごはんの何と美味しいことか…!これが楽しみの1つでもあります。

 おなかが満たされたら、あとは休むに没頭。

 静かに入っていると温泉が鏡のようになり、四季折々の景色が揺蕩う(たゆたう)様子を眺めているうちに、うとうと。。。

 不思議ですがたくさん温泉に入ると、おなかがとっても空きます。お昼は食べずに夕食をとると一層美味しく感じます。

 あとどれくらい母と来れるかは分かりませんが、元気な限り通いたいと思う場所です。

 そして、私が「おばあちゃん」になったら、今度は子どもとも来たいと思います。

夫婦2人旅(お部屋は別々で)

うさ丸さん夫妻

子どもが家にいたころは生活時間が揃っていましたが、子供が巣立った今、生活リズムが合わず家でも食事を別々にとったりしています。決して仲が悪いわけではないのですが、仕事の時間も趣味も違う為、各々に合った時間で過ごしています。

たまに休みが重なったとき、旅行でも行きたいところですが、これがなかなか難しいんです。生活時間が違う2人が同じ部屋で過ごすのは結構ストレス。せっかく休みに行ったのに余計疲れちゃうなんてことも…トホホ。私たちは旅行には不向きかと思っていたのですが、知人の紹介でいい所を教えてもらいました。

自在館には一人部屋があり、シングルユースも比較的お安く利用できるとのこと。早速夫婦2人1人一部屋で予約をとりました。お願いして部屋は近い所、食事は一緒に、という要望も快く引き受けてくれました。

相手の事を気にせずに入浴し、行動することの何と爽快な事か…!
今までの旅行では待ち合わせ時間を決めて入浴し、時間に追われていました。それが無いのは本当に楽です。しかも、ここは長湯が売りの温泉です。好きなだけゆーっくり入浴する幸せ。
家では入浴やトイレの時間が重なるとちょっとイライラしていましたが、その心配もありません。

 会話を楽しみたかったので食事は部屋食で片方の部屋に持ってきてもらいます。地酒も頼んで、お互い温泉がどうだったか、どんな休日を過ごしているのかワイワイと盛り上がりました。こんなに話したのも久しぶりかもしれません。

食後はまた、それぞれの部屋へ。
私は貸切風呂でゆっくり。
旦那は缶ビールを片手に友だちとオンライン飲み会だそうです。
館内はWi-Fiも通っておりテレワークの方もいるとか。山の中で何かしら不便があるかと思っていましたが、必要最低限の者は揃っており、心配無用でした。

こんなに快適な旅行は初めてでした。また宿泊しようと思います。

男ひとり旅(おひとりさま)編

たぬ吉さん56歳男性(独身)

結婚はしていないものの、男1人。
仕事にはやりがいがあり、趣味もあってそれなりに楽しく過ごしている。

50を過ぎて、ちょっと健康診断の結果も気になる年頃に。

外食を控えて、自炊をしたり…そしたら、自炊も楽しくなってきちゃったり。

趣味の一つである、ひとり旅で今回は湯治をしてみようと思う。

なんでも400年も前から湯治文化があるという生粋の湯治宿である。

秘湯の宿だけあって山の中だ。
チェックインまでの時間で趣味のトレッキングを楽しみ宿へ向かう。

まずは温泉へ。
ぬるい湯が何とも心地よく気が付けば1時間もうたたねをしていた。

食事は家庭的で食べなれたメニューも多いのだが…あれもこれも美味しいし
地味に手がかかっているのが伺える。
日中しっかり腹を空かせておいたので、すいすい入ってくる。

追加で頼んだ川魚の炭火焼きも日本酒に合い、これまたすいすい進んでしまう。

食事のあとは温泉三昧。
貸切風呂も1人で利用OKはありがたい。

正直期待していなかったが、思い切り裏切られた。

定宿の1つにランクインした。
また休みに来たいと思う。