ホルミシス効果とは? 概要を動画で説明

「ホルミシス効果って何ですか?」というご質問に、ざっと、3分程度でお答えしています。科学的な説明でなく、概要をサッと、簡単に話を掴みたい方は、どうぞご覧ください。詳しいお話は又別動画にて。

ホルミシス効果とは:ある物質が高濃度、大量に用いられた場合は有害であるが、低濃度、微量に用いられた場合は有用な作用をもたらすこと。

考えてみれば当たり前のことです。物質だけに限りません。大量か、微弱か、という言葉は言い換えれば「適切な」ということです。

マッサージは適切な強さで行うから心地よく、リラックスできます。強すぎれば、それは痛みに変わります。

トレーニングも、適切な負荷をかけるから筋肉が肥大します、負荷を間違えば、肉離れや、その他の怪我を負います。

お料理だって、適切な量の調味料だから美味しく感じる、入れすぎればそれはもう酷い味になるでしょう。

そう、物事には「適切」という尺度があります。ホルミシスも、端的に言えば、そんな考え方です。

宿の方の対応もあたたかで寛げました。温泉+森林浴+ゆったりしたムード、私の好きな温泉3要素バッチリでした。297

のんびり出来てリフレッシュしました。低温の温泉は初めての経験でしたがいつもは夜中に2回ほど目がさめるのに朝までぐっすりと眠れました。食事は高価なものではないけれども、体に優しさがしみ込む感じでした。宿の方の対応もあたたかで寛げました。温泉+森林浴+ゆったりしたムード、私の好きな温泉3要素バッチリでした!! photo by 栃尾又ラジウム温泉 自在館

温泉に入ると、なぜ健康になるのか? 浮力効果

浮力効果

 温泉に入るとたくさんの良いことがあります。その一つが「浮力効果」浮力効果とは、温泉の浮力によって、重力により体にかかっている負荷が軽減される効果のこと。簡単な計算ですが、一般的な浴槽の深さですと、浴槽内では通じょの体重の9/1程度になります。70kgの方ですと8kg程度。めちゃくちゃ軽い。

 各関節たちは、この重さから解放される訳ですから、それはもう極楽極楽。関節達は大喜びです。また、それを支える筋肉達も、ゆっくりと休息を取ることが出来ます。さらに、関節痛や慢性的な筋肉のこわばりなどを感じている場合は、その痛みが軽減され、脳のストレスも緩和され心にもゆとりをもたらしてくれます。

入浴の効果「温熱効果」「静水圧効果」「浮力効果」のうち「浮力効果」についての説明でした。

温泉に入ると、なぜ健康になるのか? 静水圧効果

静水圧効果

 温泉に入ると、たくさんの良いことがあります。その一つが「静水圧効果」というもの、「静水圧作用」とも呼ばれます。ホルミシス効果や温熱効果もそうですが、過度な水圧は弊害になりますが、適度な心地良い水圧は体に恩恵を齎してくれます。

 静水圧効果とは、適度な水圧で血管が圧迫されることにより、ポンプの役割を果たします。結果的に血液やリンパの循環を促してくれる効果のことです。特に、下半身、足は心臓から遠く、又、心臓よりも下にあります。重力の影響を受け、血流やリンパが一番流れ戻るのに圧を必要とするのが足先です。静水圧効果によって、足先の血液やリンパの流れが促進されやすくなります。

 血液は、体内で必要な様々な栄養素を運ぶ運搬係です。血流が促進されることで、体中に必要なものが運ばれやすい状態になります。また、血液には老廃物を排出する役割も担っているので、新陳代謝も活発になります。体にとって、嬉しいことずくめなのです。

 入浴の効果には「温熱効果」「静水圧効果」「浮力効果」の大きく3つがありますが、「静水圧効果」について簡単にまとめさせていただきました。

温泉に入ると、なぜ健康になるのか? 温熱効果

「温熱効果」

  1. 血液の流れがよくなり、循環機能が高まります。
  2. 血流がよくなるので、血液の滞留によるコリやダルさが改善されます。
  3. 結果的に新陳代謝も高まります。
  4. 新陳代謝がよくなり体の老廃物が排出されやすくなります。(デトックス)

 私も30歳を過ぎてから「体が冷える」「肩が凝る」「目の奥が重い」という症状を体感するようになりました。若い頃は、「え?肩こり?筋肉痛とどう違うの?」と言ったレベルでした。全くの無関心。笑

 しかし、いざ自分自身の体の代謝が落ちてくると冷えや、血流が滞ることで起きる「コリ」や「だるさ」を痛感しています。「肩がこる」というのは日本人だけと言いますが、本当なんでしょうか!?

 栃尾又ラジウム温泉は、ぬるい温泉36度前後ですので、熱くもなく寒くも感じない、心地よい温度です。数分浸かっているとジワ〜っと、体の中が巡り始めるのを感じます。(※完全に個人の主観です!けど、そう感じるのです!)そして、更に数分すると、心地よい眠気が押し寄せます。もう、この頃には目の重さや、肩のこりは自分自身はほとんど感じていません。ウトウトとしていると、あっという間に1時間程は経過しています。そして、お風呂に入っていると、自然とおトイレに行きたくなるんです。自分だけかな?と調べてみると、水圧は体の内部にまで適度な圧をかけてくれるそうで、内臓も刺激されるそうなんです。又、代謝も高まっているので、相乗効果でおトイレに行きたくなるということです。

 私自身は、どうしても日中はお客様が多いため朝一5:00頃から週に一度プチ湯治をします。PC仕事がメインのため、目も肩も、ガチガチなのです。この週に1度のプチ湯治が待ち遠しいこと待ち遠しいこと。5:00に入浴スタートしますが、ウトウトとしているとあっという間に7:00になり「ああ、もうこのまま布団に倒れこみたい・・・・・」と、思いながらお風呂を後にします。

 それから、私の祖父も祖母(先代の主人と女将ですね)は毎日お風呂に入っています。本年86歳。車も運転しますし、庭いじりも、山に入って野草の写真も撮ってきます。おばあさんに関しては、今年カーブスに行き始めました。「若い人ばっかりで恥ずかしい」と言いながら、通っています。その祖母の母、つまり私の曽祖母も、98歳なくなる直前まで元気で、出歩いたりしておりました。曽祖母も、やはり毎日お風呂に入っていました。ピンピンコロリ。でした。

 毎日温泉で体を温め、ほぐし、空気の綺麗な山の中で、のんびりと生活していることが、元気さの秘訣なのだと。孫の私からすると信じて疑いません。温泉に入って、温まると良いことがたくさんありますよ!というお話でした。

※ちなみに、「体温を上げると免疫力が上がる」というのは議論が収束していないようです。なので、免疫力が上がるという表現は私自身も避けています。https://www.asahi.com/articles/SDI201801181406.html
「代謝が良くなること」≠「免疫力が高まる」ということでしょうか。しかしながら、温まることで、代謝がよくなり老廃物を排出しやすくなることは確かのようです。恒常的に体温を上げることが、良いのかは又別の議論と考えられますが、温まることで悪い方向へ向かう。ということはないと個人的には感じます。

「温熱効果」「静水圧効果」「浮力効果」