お客様からのご質問 温泉の泉質が変わったのか??

昔、温泉に入ると、全身に気泡が付いたものである。十数年前から、気泡が減少し、去年は2~3個しかつかなかった。今年は目視の範囲ではなし、泉質が変わったのか???

自在館 若旦那 星宗兵です。

自在館をご愛顧賜り誠にありがとうございます。長期に渡る変化を感じて頂けるほど、長くご利用いただいていることに、心より感謝申し上げます。

こちらの「昔はよく泡が付いた」というお声は、お客様からよく尋ねられるので、ご覧になったお客様にも一助になれば幸いです。

⇒もともと、昔から気泡が「つく時期」と「つかない時期」があったと伝え聞いております。私自身も子供の頃からの記憶をたどると、たしかにすごく泡が付く時期と、まったくつかない時期がありました。温泉分析表事態は定期的にとっておりますが、こちらも、時期により振れ幅があり、各温泉分析表の指標内で高い数値、低い数値があったりします。これは、温泉分析表の中の、ナトリウムイオン、カリウムイオン、マグネシウムイオン、などなど、ひとつひとつとってあげれば、それぞれにその時期ごとに上下動があります。もっと言えば、図る日時によっても変動があると考えられます。また、過去の気泡の多い時期と、温泉分析表内の、ラドンの数値の相関関係はあまりありませんでした。逆に、十数年前に単純放射能泉の数値ギリギリのラドンの含有量だった時期があり、その頃には気泡がたくさんつく時期であったこともあるそうです。したがって、気泡の量とラジウム温泉としての特性はあまり相関関係がないと感がられます。

しかしながら、私個人的に気泡がいっぱい体についた方が、「なんだか嬉しい」気がするのも事実です。笑。あの気泡が体についていると、嬉しくなる感じ、なんでしょうか・・・

総じて、温泉は地球そのもの。生き物ですので当然、調子が良かったり、悪かったりするものと考えています。その温泉の状態も含めて、温泉と付き合ってゆく、そう心得ている方が、温泉とはうまく付き合ってゆける。そんな気がしております。