いろいろ違う「熱い湯」と「ぬるい湯」の効果

若旦那です。
たま〜にお客様からお尋ねいただくのですが
 
「熱い温泉とぬるい温泉、どっちがいいんでしょうか?」
 
どっちがいいか・・・・
は、時と場合によります。
 
まず、大前提として、「熱い湯」と「ぬるい湯」では得られる効果がまったく違うからです。
体を温める、という点では同じなのですが。
その後に体で活発になる神経系がまったく違ってきます。
熱い湯の場合は「交感神経」が活発になります。
これは運動をしているときなどに活発になる神経。
①食欲は抑制されます。(行動することに専念する)
②脳や体は緊張状態になり、ストレスを感じます。働く準備万端の状態になります。
ぬるい湯の場合は「副交感神経」が活発になります。
これは、脳がリラックスしているときに働いている神経。
①食欲が増進します。(体を休める栄養補給)
②脳や体はリラックスし、体を修復しようとします。心地よく感じ眠くなります。

熱い風呂、ぬるい風呂、効果が全然違います

 
ですので、
朝一目覚めのお風呂は、熱いお風呂に入り体を起こして差し上げるのが良いでしょう。また、ここぞというときにシャキッとしたい場合にも熱いお風呂が良さそうです。
また、熱いお風呂は食欲を抑制してくれる働きがあるため、ダイエット中の方は夕食前にさっと熱いお風呂に入るのは良いかもしれません。
 
逆にぬるいお風呂というのは、「疲れているとき」「休みたいとき」「リラックスしたいとき」体や心を修復したいタイミングで入浴するのが良いでしょう。浅い一番にシャキッとしたい!というときに入ってしまっては、逆に眠くなってしまいますのでオススメしません。笑
熱いお風呂も、ぬるいお風呂も、働きが違うため、時と場合によって使い分けてこそ効果が発揮されますね(^ ^)