pH、ペーハーって何だ? 初級編

・温泉分析表のpHってなんの数値でしょう

・温泉がアルカリ性か、酸性かを示す指標です

・高ければいい!と、いうわけではありません

・数値が高いほど「アルカリ性が強い

・数値が低いほど「酸性」が強い

・0ー14の数値で示される

・0は強酸性、14は強アルカリ性、8前後は中性

・基本的に入浴可能な温泉は8の中性から前後3〜4程度

・強酸性も強アルカリ性もどちらも性質は違えど、溶けたり、タンパク質が分解します

・アルカリ性の温泉は石鹸と似たようなクレンジング効果がある、ヌルヌルは皮膚の油が分離する際のもの

・酸性の温泉は殺菌作用があり、ヌルヌルは皮膚が少し溶けるから ・どっちがいいということではありません

と、いうお話です.

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温泉に入ると、なぜ健康になるのか? 浮力効果

浮力効果

 温泉に入るとたくさんの良いことがあります。その一つが「浮力効果」浮力効果とは、温泉の浮力によって、重力により体にかかっている負荷が軽減される効果のこと。簡単な計算ですが、一般的な浴槽の深さですと、浴槽内では通じょの体重の9/1程度になります。70kgの方ですと8kg程度。めちゃくちゃ軽い。

 各関節たちは、この重さから解放される訳ですから、それはもう極楽極楽。関節達は大喜びです。また、それを支える筋肉達も、ゆっくりと休息を取ることが出来ます。さらに、関節痛や慢性的な筋肉のこわばりなどを感じている場合は、その痛みが軽減され、脳のストレスも緩和され心にもゆとりをもたらしてくれます。

入浴の効果「温熱効果」「静水圧効果」「浮力効果」のうち「浮力効果」についての説明でした。

温泉に入ると、なぜ健康になるのか? 静水圧効果

静水圧効果

 温泉に入ると、たくさんの良いことがあります。その一つが「静水圧効果」というもの、「静水圧作用」とも呼ばれます。ホルミシス効果や温熱効果もそうですが、過度な水圧は弊害になりますが、適度な心地良い水圧は体に恩恵を齎してくれます。

 静水圧効果とは、適度な水圧で血管が圧迫されることにより、ポンプの役割を果たします。結果的に血液やリンパの循環を促してくれる効果のことです。特に、下半身、足は心臓から遠く、又、心臓よりも下にあります。重力の影響を受け、血流やリンパが一番流れ戻るのに圧を必要とするのが足先です。静水圧効果によって、足先の血液やリンパの流れが促進されやすくなります。

 血液は、体内で必要な様々な栄養素を運ぶ運搬係です。血流が促進されることで、体中に必要なものが運ばれやすい状態になります。また、血液には老廃物を排出する役割も担っているので、新陳代謝も活発になります。体にとって、嬉しいことずくめなのです。

 入浴の効果には「温熱効果」「静水圧効果」「浮力効果」の大きく3つがありますが、「静水圧効果」について簡単にまとめさせていただきました。

温泉に入ると、なぜ健康になるのか? 温熱効果

「温熱効果」

  1. 血液の流れがよくなり、循環機能が高まります。
  2. 血流がよくなるので、血液の滞留によるコリやダルさが改善されます。
  3. 結果的に新陳代謝も高まります。
  4. 新陳代謝がよくなり体の老廃物が排出されやすくなります。(デトックス)

 私も30歳を過ぎてから「体が冷える」「肩が凝る」「目の奥が重い」という症状を体感するようになりました。若い頃は、「え?肩こり?筋肉痛とどう違うの?」と言ったレベルでした。全くの無関心。笑

 しかし、いざ自分自身の体の代謝が落ちてくると冷えや、血流が滞ることで起きる「コリ」や「だるさ」を痛感しています。「肩がこる」というのは日本人だけと言いますが、本当なんでしょうか!?

 栃尾又ラジウム温泉は、ぬるい温泉36度前後ですので、熱くもなく寒くも感じない、心地よい温度です。数分浸かっているとジワ〜っと、体の中が巡り始めるのを感じます。(※完全に個人の主観です!けど、そう感じるのです!)そして、更に数分すると、心地よい眠気が押し寄せます。もう、この頃には目の重さや、肩のこりは自分自身はほとんど感じていません。ウトウトとしていると、あっという間に1時間程は経過しています。そして、お風呂に入っていると、自然とおトイレに行きたくなるんです。自分だけかな?と調べてみると、水圧は体の内部にまで適度な圧をかけてくれるそうで、内臓も刺激されるそうなんです。又、代謝も高まっているので、相乗効果でおトイレに行きたくなるということです。

 私自身は、どうしても日中はお客様が多いため朝一5:00頃から週に一度プチ湯治をします。PC仕事がメインのため、目も肩も、ガチガチなのです。この週に1度のプチ湯治が待ち遠しいこと待ち遠しいこと。5:00に入浴スタートしますが、ウトウトとしているとあっという間に7:00になり「ああ、もうこのまま布団に倒れこみたい・・・・・」と、思いながらお風呂を後にします。

 それから、私の祖父も祖母(先代の主人と女将ですね)は毎日お風呂に入っています。本年86歳。車も運転しますし、庭いじりも、山に入って野草の写真も撮ってきます。おばあさんに関しては、今年カーブスに行き始めました。「若い人ばっかりで恥ずかしい」と言いながら、通っています。その祖母の母、つまり私の曽祖母も、98歳なくなる直前まで元気で、出歩いたりしておりました。曽祖母も、やはり毎日お風呂に入っていました。ピンピンコロリ。でした。

 毎日温泉で体を温め、ほぐし、空気の綺麗な山の中で、のんびりと生活していることが、元気さの秘訣なのだと。孫の私からすると信じて疑いません。温泉に入って、温まると良いことがたくさんありますよ!というお話でした。

※ちなみに、「体温を上げると免疫力が上がる」というのは議論が収束していないようです。なので、免疫力が上がるという表現は私自身も避けています。https://www.asahi.com/articles/SDI201801181406.html
「代謝が良くなること」≠「免疫力が高まる」ということでしょうか。しかしながら、温まることで、代謝がよくなり老廃物を排出しやすくなることは確かのようです。恒常的に体温を上げることが、良いのかは又別の議論と考えられますが、温まることで悪い方向へ向かう。ということはないと個人的には感じます。

「温熱効果」「静水圧効果」「浮力効果」

いろいろ違う「熱い湯」と「ぬるい湯」の効果

若旦那です。
たま〜にお客様からお尋ねいただくのですが
 
「熱い温泉とぬるい温泉、どっちがいいんでしょうか?」
 
どっちがいいか・・・・
は、時と場合によります。
 
まず、大前提として、「熱い湯」と「ぬるい湯」では得られる効果がまったく違うからです。
体を温める、という点では同じなのですが。
その後に体で活発になる神経系がまったく違ってきます。
熱い湯の場合は「交感神経」が活発になります。
これは運動をしているときなどに活発になる神経。
①食欲は抑制されます。(行動することに専念する)
②脳や体は緊張状態になり、ストレスを感じます。働く準備万端の状態になります。
ぬるい湯の場合は「副交感神経」が活発になります。
これは、脳がリラックスしているときに働いている神経。
①食欲が増進します。(体を休める栄養補給)
②脳や体はリラックスし、体を修復しようとします。心地よく感じ眠くなります。

熱い風呂、ぬるい風呂、効果が全然違います

 
ですので、
朝一目覚めのお風呂は、熱いお風呂に入り体を起こして差し上げるのが良いでしょう。また、ここぞというときにシャキッとしたい場合にも熱いお風呂が良さそうです。
また、熱いお風呂は食欲を抑制してくれる働きがあるため、ダイエット中の方は夕食前にさっと熱いお風呂に入るのは良いかもしれません。
 
逆にぬるいお風呂というのは、「疲れているとき」「休みたいとき」「リラックスしたいとき」体や心を修復したいタイミングで入浴するのが良いでしょう。浅い一番にシャキッとしたい!というときに入ってしまっては、逆に眠くなってしまいますのでオススメしません。笑
熱いお風呂も、ぬるいお風呂も、働きが違うため、時と場合によって使い分けてこそ効果が発揮されますね(^ ^)