温泉+禅で、よりよい静養を

(2020年6月11日掲載→2023年1月5日更新)

「体」と共に、「心」も整える

「良い静養のためにできることはないか」私たちはずっと、このテーマについて考え続けています。その中で、温泉で体を整える、それとともに、心を整えるアプローチは出来ないのだろうか?

日本人と、禅は昔から身近な関係にあります。スティーブジョブズが禅、マインドフルネスをされていたことから、最近改めて注目されていますが、信仰という具体的な行動がなくとも、私達の風習や、現代の生活習慣の中で活かせることはたくさんあると思うのです。

私は、せっかくの湯治期間中に、少しでも日常生活の中で、健やかにお過ごしいただけるヒントを、自在館で提供できないかといつも考えています。そのひとつのアプローチとして、「プチ坐禅」を、宿として取り組ませていただいています。

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いろいろ違う「熱い湯」と「ぬるい湯」の効果

若旦那です。
たま〜にお客様からお尋ねいただくのですが
 
「熱い温泉とぬるい温泉、どっちがいいんでしょうか?」
 
どっちがいいか・・・・
は、時と場合によります。
 
まず、大前提として、「熱い湯」と「ぬるい湯」では得られる効果がまったく違うからです。
体を温める、という点では同じなのですが。
その後に体で活発になる神経系がまったく違ってきます。
熱い湯の場合は「交感神経」が活発になります。
これは運動をしているときなどに活発になる神経。
①食欲は抑制されます。(行動することに専念する)
②脳や体は緊張状態になり、ストレスを感じます。働く準備万端の状態になります。
ぬるい湯の場合は「副交感神経」が活発になります。
これは、脳がリラックスしているときに働いている神経。
①食欲が増進します。(体を休める栄養補給)
②脳や体はリラックスし、体を修復しようとします。心地よく感じ眠くなります。

熱い風呂、ぬるい風呂、効果が全然違います

 
ですので、
朝一目覚めのお風呂は、熱いお風呂に入り体を起こして差し上げるのが良いでしょう。また、ここぞというときにシャキッとしたい場合にも熱いお風呂が良さそうです。
また、熱いお風呂は食欲を抑制してくれる働きがあるため、ダイエット中の方は夕食前にさっと熱いお風呂に入るのは良いかもしれません。
 
逆にぬるいお風呂というのは、「疲れているとき」「休みたいとき」「リラックスしたいとき」体や心を修復したいタイミングで入浴するのが良いでしょう。浅い一番にシャキッとしたい!というときに入ってしまっては、逆に眠くなってしまいますのでオススメしません。笑
熱いお風呂も、ぬるいお風呂も、働きが違うため、時と場合によって使い分けてこそ効果が発揮されますね(^ ^)

毎週水・木「湯治の日」はじめました。

毎週水木は、湯治(湯治定食)プランが1泊からご予約可能になりました。
湯治の日専用プランよりご予約ください。
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※湯治の日は「名湯コース」「秘湯コース」をお休みして「湯治定食」のみのご用意となります。
一品料理の追加は、あらかじめご予約が必要となりますので、お手数ですが宜しくお願いします。