「疲れ」がとれない、と感じている方へ。シンプルすぎて忘れてしまっている大切なこと。

充実した人生を過ごすために「健康」であることは、大切な要素です。

健康だからこそ楽しめるものが沢山あります。

しかしながら、「疲れがとれないな〜」「ちょっと体の調子が悪いな〜」と感じている方は多くいらっしゃいます。

先日、「疲れ」という感覚についての記事を書きましたので合わせてご覧ください。

「疲れ」とは、体が私達に「メンテナンスが必要だよ!」と、教えてくれるサインです。私達は栄養素をエネルギーに変えて活動します。その際に、各栄養素は他の物質に化学変化していきます。それらを老廃物と呼び、私達の活動にとっては不要な物質として体内から排出されます。

「疲れ」を感じているときは、この老廃物が上手く排出されず、細胞達の活動の妨げになっている状態です。細胞達が、「おーい!老廃物、出てってないよ!新しい栄養素も届いてないよ!これじゃ動きにくいから、なんとかしてくださいよ。もう。」って、言っていることでしょう。

栄養素が供給されず、老廃物が排出されない、原因の一つが血液の巡りです。血液は体の一番大きなインフラ、道路のようなものです。いくら栄養満点の食事をしても、老廃物の排出を促進してくれるサプリを飲んだとしても、道路が渋滞していれば届けることができませんし、出口に向かうこともできません。

そして血液の巡りが悪くなる大きな要因の一つが、水分補給不足です。私自身もこれを知るまでは、「飲みたい時に飲めばいい」程度でしたが、自分に必要な水分量を知ってからは、だいぶ意識して水分を補充するようになりました。割と知られていないのが、飲んだ量に対して、私達の体からはかなりの水分量が蒸発していくこと。尿や、目に見える量の汗だけではなく、知らぬ間に沢山の水分が蒸発して体から出ていきます。

わたし達の体は摂取した水分との均衡を保つ機能が備わっており、ほぼ同じ量が体から出ていきます。当然、摂取量が少なければ体外には排出されません。※特別暑い夏のシーズンや、スポーツ時は別です※

ちなみに、厚生労働省が推奨する成人男性の一般的な1日に必要な水分量は2.5Lとされています。1Lは食事、1.2Lは飲料、0.3Lは体内で代謝時に生成される水だとされています。

最近は朝食を軽めに済まされる方が多いと聞きますので、そういう方は、飲み水として摂取する量をもう少し多めに設定する必要がありますね。

また、これもポイント。きっちりと●リットル飲む!と決めるすぎると、続きませんし、疲れますので、一度500mlのペットボトルを1日で2本とちょっと飲む。くらいの気持ちで目安にしていただくとちょうど良い気がします。私も旅館で「だいたいコップ何杯くらい飲む」と決めています。この「だいたい」がミソです。気合い入れすぎてもダメです。笑

水を飲む。なんて、普通も普通ですが、ちょっと気をつけると疲れの感じ方が変わるかもしれません。ぜひ、知識の一つとして、お見知り置きを。