「疲れ」ってなんだろう?

疲れた、だるい、しんどい・・・・・。私たちはなぜ、疲れた、と感じるのか?
「疲れ」って、なんだ?3分程度で、お話ししています。

「疲れ」とは何か?

「疲れ」とは、様々な活動により、肉体的、精神的に不快感を感じている状態のことです。

なぜ「疲れ」を感じるのか?

 私たちの体は、活動をするために体内の栄養素を元にエネルギーを作り出します。その際に、エネルギーを生み出し不要になった老廃物が体の働きの邪魔をするのです。この状態になると、私達の体は「疲れた」と感じ、体に異変を知らせてくれます。「疲れ」は身体が私たちに異変を知らせるために発せられるのです。

「疲れ」を感じさせる老廃物

・二酸化炭素、尿素、尿酸、クレアチニンなどの含窒素有機物、種々の有機酸、無機塩などなどたくさんあります。細かくあげればキリがありません。そして、まさにこれからも科学が進歩し、新しい発見がされていくことでしょう。最近では活性酸素による、酸化ストレスが、疲れに大きな影響を与えるとされています。

「疲れ」を取るために

・「疲れ」の感覚は体内の老廃物が排出されると共に、体に必要な栄養が補充されることで改善されます。栄養が補充され体の機能が正常に行われると、私たちは「気持ちが良いな」「調子が良いな」と感じるわけです。

「疲れ」を否定せず、上手に向き合う

 先ほども述べたように、「疲れ」は体が私たちに異常事態を知らせるサインです。「疲れ」を感じること事態はとても重要であり、必要なことなのです。楽しいことをしていると感じない。好きなことをしていれば疲れいない。と感じる方の書籍などもありますが、前述の「ワクワクしている」状態は、ある種の興奮状態であり、脳が異常事態を「感じずらい」状態です。実際そういった機能が私達の体には備わっています。スポーツをしているときや、感情が高揚している際に脳がだすドーパミンや、βエンドルフィンがそのような作用を体に与えます。例えが少し悪いですが、脳に錯覚を起こさせるという意味では麻薬も同じ。気分はよくなりますが、実際に体の状態はどんどんと悪くなっていきます。前述のドーパミンなどが脳内麻薬と言われる所以です。そういった脳の働きや、体の仕組みを、感覚と実際に起こっていることのズレを知らずに振り回されるのか、自分自身で自覚しうまく付き合っていくかが、ポイントです。「疲れ」事態は至極当たり前の人間の感覚であり、「疲れた」と感じることと上手に向き合うことが大切だと考えます。

「疲れ」をとるための、引き出しをたくさん持っておく

 「疲れ」は誰でも感じる、とても重要な感覚です。「疲れ」と上手に向き合うために、いろんな選択肢を知っておくことはとても大切。1つだけでなく、色々と知っておいた方が良いでしょう。飽きてしまったり、そのこと自体がストレスになっても本末転倒です。また、「疲れ」に対して異常に過敏になるのも禁物、ほどほどに、適当に、が「疲れ」と上手く向きあつ秘訣かもしれません。