⑥現代湯治って、なにすればいいの?

なにをしてもいいんです。あわよくば、なにもしないこと。

「湯治ってなにをすればいいんでしょう?」

お客様からよく尋ねられる質問です。結論から言うと、「なにをしてもいいですし、あわよくば、なにもしない時間を楽しんでほしい」ということ。

とは言うものの、ご案内の際におススメするのは

①入浴1時間以上

まずは、これが基本。お風呂に最低でも1時間以上は入浴してください。栃尾又の温泉はぬるめのラジウム温泉に長時間入浴する(長湯)が伝統的な入浴方法。ラドンをゆっくりと吸引することで、ホルミシス効果が期待でき、体の代謝が高まります。また、ぬる湯につかることで副交感神経が優位になり、ぐっすりとお休みいただけます。

②お昼寝

普段、「お昼寝しなさい!」なんて、職場で言われません。お休みなんです。ぐっすりとお休みください。ぬる湯に浸かると、副交感神経が活発になり、体がお休みモードに入り、心地よい眠気に誘われます。そんなときは、思い切り、眠ってください。誰もあなたの休養の邪魔をするものはありません。

③読書(漫画や小説のご用意があります)

読書もおススメです。おススメの理由は、眠くなるからです(笑)もちろん、最後まで読み切るもよし。まとめ読みするもよし。眠くなったら素直にお昼寝することをお勧めします。脳が休みたいときに、思いっきり休ませてあげてください。

④散歩

特別な、お散歩コースはありませんが、道路沿いに歩くだけで、里山の自然を楽しむことができます。同じ道でも、四季折々、春夏秋冬、違う顔を見せてくれる山の自然を、ぜひ感じてください。

⑤写経

意外と人気なのが、写経。ロビーにて無料で貸し出ししております。内容がわかるわからないはあまりお気になさらず。私も全部わかりません。(ほとんどわかりません)が、不思議と、心が落ち着くというか、整うというか、「スッ」とした気持ちになるのは不思議なものです。お帰りの際にお近く「永林寺」さんにお持ちいただくと、御朱印をいただけたりもします。最近隠れ人気があります。

⑥ピアノやギター(館内ロビーにあります)

家から持ってくるわけにもいかない楽器。種類は2種類ですが、ギター2本(ヤマハ・エピフォン)とヤマハの電子ピアノをご用意しています。主に、主人と若旦那の趣味です。ご自由にお使いください。

⑦アナログレコード鑑賞

昭和初期~昭和後期にかけてのアナログレコードを展示しています。プレーヤーも高価なものではありませんが、扱いやすい簡易なものをご用意しています。懐かしのあの曲、この曲をぜひ、お楽しみください。レコードは、お持ちいただいても、もちろんかまいません。

⑦ちょっとお仕事(館内ほぼすべて、Wi-Fi使えます)

皆さん、連泊中にプチお仕事をされるケースも多々あるようです。ロビーには無料コーヒーや、紅茶、お茶菓子をご用意しておりますので、ロビーにて軽くお仕事も可能です。ロビーからの眺めも四季折々、お仕事もはかどります。

⑤現代湯治、お部屋ってどんな感じ、古くて、汚くない?

建物自体は、築100年の大正館、築50年の本館、と歴史ある建物ですがリノベーションを行い、気持ちよくお過ごしいただけるよう手を尽くしています。お部屋はシンプルな設えを心がけており、湯治のお客様が落ち着いて過ごしていただける空間づくりを心がけています。

また、お部屋にはお茶道具等は置いておらず、ロビーにて無料のコーヒーや紅茶、温泉水、日替わりのお茶菓子をお好きなだけお取りいただくスタイルです。欲しいときに、欲しいだけ、ご利用ください。

トイレ付きタイプ
2名様 和室
トイレなし和室B
おひとり様専用 和室
2名様 ベッドルーム和室
大正館 和モダンタイプ

従業員の方々のあたたかおもてなしに驚きました。お部屋もお風呂もとってもきれいで気持ちよかったです。ゆっくりと、とっても、ゆっくりと過ごせました。食事のことも、好き嫌いの多い私に優しいお心遣いをありがとうございます。 photo by 栃尾又ラジウム温泉 自在館

自在館に初めて宿泊しました。今まで、いろいろな宿に泊まりましたが、湯治の宿というと古めかしく、設備が整っていないという印象。。。。自在館は歴史を感じさせる建物ですが、内部の清掃が行き届いており、飲物やお菓子のサービスなど、湯治の宿とは思えない心配りだと感激しました!量控え目の食事にしたのですが、十分な量で驚きました。味も程よく、湯治の宿の食事は、おいしいというより、質素なイメージでしたので、良い意味で裏切られました。貸切りのお風呂が3つあり、無料で利用できるのもありがたかったです。最寄駅かr尚送迎サービスも、車が運転できない自分には本当に助かりました。不便、汚い、不味いという湯治のイメージが変わりました。セルフ・リトリートにまた訪れたいと思いますし、今度は親を連れてきたいです。
photo by 栃尾又ラジウム温泉 自在館



遅い夏休みで、こちらのお宿にお世話になりました。身も心もリフレッシュできました。清潔なお部屋、気さくなスタッフの方々の対応に心より感謝申し上げます。なにより、お料理が薄味で体もとても楽になりました。私は「したの湯」が大好きです。湯治宿らしく他のお客様の温泉マナーも素晴らしく勉強になりました。明日から、またがんばるぞ!!自在館さんの温泉の如くこんこんと元気がみなぎっています。これからも本物の温泉宿として継続していただけたらこんなに、うれしいことはありません。ありがとうございました。 photo by 栃尾又ラジウム温泉 自在館

④現代湯治、食事はどんな感じ?自分でつくるの?

食事はお宿が健康のバランスを考え、手作りしています。

自在館の現代湯治食、毎日違う献立、バランスを考え一汁四菜が基本。お野菜たっぷり、たんぱく質も、必ず一品。毎日、地元のお母さんが手作りします。

自在館では自炊される方はほとんど(99%)いらっしゃいません。理由はというと「ごはん作る時間ももったいないほど、お風呂に入りたいから」それから、自炊をしてみるとわかりますが、栄養バランスを考えて、数品そろえるだけでも大変なのです。毎日お料理をされる主婦・主夫の方であれば、その苦労はご存じかと。実際、普段ごはんを作られている方からのお喜びのお声が圧倒的に多いです。または、「懐かしい味がする」というお声もよくいただきます。自在館ではいわゆる「日本懐石料理」「旅館のコース料理」はご提供しておりません。基本は一汁四菜、これだけです。その代わりに、お品書きは毎日違います。お客様が湯治をされ、お体をおやすめいただくためにふさわしい湯治食を、食事のバランスを考えながら、毎日、毎シーズン、研究しています。

自在館にはシェフ・板前がいない

自在館にはいわゆる「シェフ」や「板前」といった料理人はいません。調理場には地元のお母さん達が立ちます。その理由は至ってシンプル、「毎日食べるごはん」はやっぱり、お母さんが世界一だから。豪華、華やか、驚き、こういったことは、プロの料理人の方の作る、創作料理の得意どころ。自在館では、そういった食の趣向ではなく、「食べて安心する」「ホッとするごはん」をコンセプトに、日々のごはんを考えています。だから私たちは「食事」ではなく「ごはん」と呼んでいます。子供のころ「おかあさん、きょうのごはんなにーー?」と言っていた、家庭の安心を、現代湯治でお届けしたいと考えています。連泊をすることがほとんどの自在館の現代湯治。やっぱり毎日食べるのは、普通のごはんに、ちょっと一工夫。それが、自在館の考え方です。


ピーマンとしらすの鰹和え、菊となめこの酢の物、揚げ出し豆腐、山芋の挽肉重ね焼き、きくらげ佃煮、さつまいもレモン煮、ミニトマト、粕汁
具だくさんの汁物大好き!、ごはんの硬さも好き、食べ過ぎ注意!、湯治コースの夕食が楽しみでいつも来ています。「したの湯」で「今夜の夕食はなにかなー、昨日お魚だったから今日はお肉かなー?、揚げ出し豆腐食べたいな~」と言っていたら、ななな、なんと揚げ出し豆腐が出ました。なんという幸せ!デザートは栗のプリン、メロン、柿、柿が苦手なので「柿なし」でと言ったら、代わりにぶどうが、、、、こういう心遣い、うれしいです。 photo by 栃尾又ラジウム温泉 自在館

酢の物、大根おろしミックスで意外、味はおいしく。粕汁ほのかに粕の香りがしてこれまたおいしく。ピーマン+しらす+えのきも、玉葱ソース絶品!!きのこ類豊富で健康的、どれも心と体に優しくしみていくようです。ありがとうございました。オレンジは皮と実の間に切り込みをいれると食べやすいです。photo by 栃尾又ラジウム温泉 自在館


温泉に長く入っていると、ぬるくても出てからぽかぽか、飲むこともできて幸せです。新米はじめ、食事がとてもおいしいです。カレイのじゃがいもあんかけ等、とても自宅では食べられない、美味しいメニューがいっぱいで、これなら何日も泊まりたいと思いました。次回は2泊ではなく、もう少し長く泊まらせていただきたいと思います。感謝。 photo by 栃尾又ラジウム温泉 自在館


4泊ですが、毎回違うメニュー(これはかなりすごいと思う、機械的にやってできない)素朴な中に工夫の数々で驚きのなかにちゃんと美味しさもあるメニュー。本当にすごいと思います。※トマト+オクラ+海苔とか思いつかないです※温泉も良いのに、この値段でこの内容は本当に素晴らしいです。私の出身は小出の方なので、好きな味というのもありますが、それを差し引いても本当においしいです。また来ます! photo by 栃尾又ラジウム温泉 自在館


ごちそうさまでした。どれもバランスよくまた、やさしい味付けでした。ぺろりと食べてしまいました。特に酒のみぞれ煮が非常に好みの味で、今まで食べたみぞれ煮の中でも段違いに美味しかったです。一汁四菜と言えど、食べごたえがあり、且つ分量も美味しく、いただけ丁度よさが素晴らしかったです。後3日分の夜ご飯を楽しみにしております!! photo by 栃尾又ラジウム温泉 自在館

今日も大変おいしい食事をありがとうございました。どのお料理も美味しくいただきました。車麩の使い方にびっくり!!帰ったら早速真似させていただきます。カラスガレイのソースがふきのとうと聞いて2度びっくり!!でした。明日のお料理も楽しみにしています。ご馳走様でした。 photo by 栃尾又ラジウム温泉 自在館



今日も手のかかるお料理を、どうもありがとうございました。とても珍しいお味噌汁を御馳走様でした。これは別名「そうめんかぼちゃ」とも言いますね?以前、家でサラダにしてみたところ、大大大大不評だったのですが、こうしていただくと最高ですね!!また、たたきごぼうのワサビが、キリッと一段美味しかったです。主役のお料理はもちろんですが、小さな器、お皿のお料理も、ひとつひとつ本当に勉強になります。ごちそうさまでした。 photo by 栃尾又ラジウム温泉 自在館


③どんな人が現代湯治に行くの?

現代湯治は「ひとり旅」がおススメ

現代湯治をされる方に年齢や老若男女といった偏りはほとんどありません。強いて言えば、割合として「ひとり旅」が近年増えている傾向にあります。ひとり旅のいいところは、

誰にも気を遣わず、自分のペースで過ごせる

こと、そもそも、現代湯治とは「休む」ことを主眼においた旅です。誰にも気を遣わず、のんびりとしたい方は必然的に「ひとり」で湯治に来られる方が多くなります。

最近では、ご夫婦だけど、玄関をくぐったら部屋は別々、食事は一緒に食べるけど、あとは、それぞれ好きなように過ごす。なんてことも、珍しくありません。また、ご夫婦で「旦那は来月来るから、今月は私だけ」と、ご夫婦で違う月にご来館されることも珍しくありません。ご友人、ご知人でも同じです。一緒に旅には行くけども、旅先ではある程度のんびりとひとりの時間を作りたいという方が増えています。

また、年齢層も様々です。20代30代の若い方でも、3泊4日で年に3~4回来訪されるお客様もたくさんいらっしゃいます。

性別も男女あまり関係なく、一昔前までは、女性ひとりでの利用はシニア層の方に多い印象でしたが、最近では若年層の女性のひとり旅も増えているため、男性女性問わず、おひとり様でのご利用が多くなっています。

かくいう私も、、、、たまには1人で、どこか遠くの地で、じっくり湯治してみたいです。笑

おひとり旅のお客様のお声をご覧ください。


調理スタッフの皆様、2泊3日を自在館で過ごさせていただきました。その間、お食事でお世話になり、ありがとうございました。湯治食は初めてでしたが、どのお料理もとても美味しかったです。野菜を多く使っているため、食後は心地好い満腹感でした。(どれも美味しかったですが、「山芋の挽肉重ね焼き」がまた食べたいです。)また一人でプチ湯治したいと考えておりますので、その際には、よろしくお願いいたします。楽しみにしております。もうじき寒くなりますので、お体に気を付けてお過ごしください。 photo by 栃尾又ラジウム温泉 自在館

1人で温泉などいったこともなく、不安でしたが来てみたら1人の方も多く、なにより最高の温泉とお食事で、来て楽しかったです。次は2泊以上いたしと思います。ゆっくり、リフレッシュできて最高の2日間でした。また必ずきます! photo by 栃尾又ラジウム温泉 自在館

50年振に86歳でひとり旅の自在館に2日間タイムスリップ、またまた長生きしそう困ったね!認知予防に旅行は最高。いい風呂、温かいスタッフに感謝。またの機会、楽しみです。 photo by 栃尾又ラジウム温泉 自在館

一人で来ました。ひとり旅で肩身の狭い思いをするのは嫌だな・・・・と思っていましたがとても居心地が良く、ホッとしました。ぬるいお湯に長時間浸かるのも初めて。こんなに美味しい食事を毎食いただけるのも初めて。もー、おなかいっぱい食べてしまいました。すごくゆっくりできました。また、来ます!!ありがとうございました。photo by 栃尾又ラジウム温泉 自在館

②そして、現代湯治とは?

湯治というと、皆さん「ごはんは自分で」「建物古い、ボロい」「なんか汚い」「超絶山奥」こんなイメージがあるようで、なんとなーく、興味はあるけど、ネガティブなイメージ、それを現代人の生活、感性にフィットし、使いやすくサービスを現代版にアレンジした湯治スタイルのことです。それぞれの疑問にお客様からのお声を添えて紹介します。

①ごはんは自分で・・・・

➡ごはんは宿で用意します。栄養バランスを考えて手作りします。


ピーマンとしらすの鰹和え、菊となめこの酢の物、揚げ出し豆腐、山芋の挽肉重ね焼き、きくらげ佃煮、さつまいもレモン煮、ミニトマト、粕汁
具だくさんの汁物大好き!、ごはんの硬さも好き、食べ過ぎ注意!、湯治コースの夕食が楽しみでいつも来ています。「したの湯」で「今夜の夕食はなにかなー、昨日お魚だったから今日はお肉かなー?、揚げ出し豆腐食べたいな~」と言っていたら、ななな、なんと揚げ出し豆腐が出ました。なんという幸せ!デザートは栗のプリン、メロン、柿、柿が苦手なので「柿なし」でと言ったら、代わりにぶどうが、、、、こういう心遣い、うれしいです。 photo by 栃尾又ラジウム温泉 自在館

料理スタッフの皆様へ、お料理はみなおいしくいただきました。めかぶと山芋のワサビ和えは、今度私も作りたいと思います。さつま汁のサツマイモの切り方もまねしてみたいです。ヨーグルト美味ですね。食事の世話係の若い方の目配りも、やさしくて関心しました。ごはん、お汁もおなかいっぱい。食べて楽しい夕食でしたよ! photo by 栃尾又ラジウム温泉 自在館

調理スタッフの皆様、2泊3日を自在館で過ごさせていただきました。その間、お食事でお世話になり、ありがとうございました。湯治食は初めてでしたが、どのお料理もとても美味しかったです。野菜を多く使っているため、食後は心地好い満腹感でした。(どれも美味しかったですが、「山芋の挽肉重ね焼き」がまた食べたいです。)また一人でプチ湯治したいと考えておりますので、その際には、よろしくお願いいたします。楽しみにしております。もうじき寒くなりますので、お体に気を付けてお過ごしください。 photo by 栃尾又ラジウム温泉 自在館

調理スタッフのみなさんへ
とても美味しい食事を作ってくださりありがとうございます。一品一品にとても丁寧さを感じました。各々の素材の良さが出ていて大満足です。デトックスどころか、美味しすぎて食べすぎてしまいました。季節柄暑い中での料理づくりは大変だと思いますが、体調に気をつけて頑張ってください。毎日みなさんが作ってくださった料理が食べられればいいのに(あ〜、家に帰って料理したくない笑)

②建物が古い、もしくはボロくない・・・・?

➡建物は歴史はありますが、しっかりリノベーションしています。


自在館に初めて宿泊しました。今まで、いろいろな宿に泊まりましたが、湯治の宿というと古めかしく、設備が整っていないという印象。。。。自在館は歴史を感じさせる建物ですが、内部の清掃が行き届いており、飲物やお菓子のサービスなど、湯治の宿とは思えない心配りだと感激しました!量控え目の食事にしたのですが、十分な量で驚きました。味も程よく、湯治の宿の食事は、おいしいというより、質素なイメージでしたので、良い意味で裏切られました。貸切りのお風呂が3つあり、無料で利用できるのもありがたかったです。最寄駅かr尚送迎サービスも、車が運転できない自分には本当に助かりました。不便、汚い、不味いという湯治のイメージが変わりました。セルフ・リトリートにまた訪れたいと思いますし、今度は親を連れてきたいです。
photo by 栃尾又ラジウム温泉 自在館

遅い夏休みで、こちらのお宿にお世話になりました。身も心もリフレッシュできました。清潔なお部屋、気さくなスタッフの方々の対応に心より感謝申し上げます。なにより、お料理が薄味で体もとても楽になりました。私は「したの湯」が大好きです。湯治宿らしく他のお客様の温泉マナーも素晴らしく勉強になりました。明日から、またがんばるぞ!!自在館さんの温泉の如くこんこんと元気がみなぎっています。これからも本物の温泉宿として継続していただけたらこんなに、うれしいことはありません。ありがとうございました。 photo by 栃尾又ラジウム温泉 自在館
トイレ付きタイプ
お部屋の一例
トイレなし和室B
お部屋の一例

③なんか汚い

➡専属スタッフが丁寧に、毎日メンテナンスをしています。

従業員の方々のあたたかおもてなしに驚きました。お部屋もお風呂もとってもきれいで気持ちよかったです。ゆっくりと、とっても、ゆっくりと過ごせました。食事のことも、好き嫌いの多い私に優しいお心遣いをありがとうございます。 photo by 栃尾又ラジウム温泉 自在館

自在館に初めて宿泊しました。今まで、いろいろな宿に泊まりましたが、湯治の宿というと古めかしく、設備が整っていないという印象。。。。自在館は歴史を感じさせる建物ですが、内部の清掃が行き届いており、飲物やお菓子のサービスなど、湯治の宿とは思えない心配りだと感激しました!量控え目の食事にしたのですが、十分な量で驚きました。味も程よく、湯治の宿の食事は、おいしいというより、質素なイメージでしたので、良い意味で裏切られました。貸切りのお風呂が3つあり、無料で利用できるのもありがたかったです。最寄駅かr尚送迎サービスも、車が運転できない自分には本当に助かりました。不便、汚い、不味いという湯治のイメージが変わりました。セルフ・リトリートにまた訪れたいと思いますし、今度は親を連れてきたいです。
photo by 栃尾又ラジウム温泉 自在館

④山奥で行くのが大変・・・・

➡ちょい山奥ですが。東京からのアクセスは2時間ちょっとです。


この時期のラジウム温泉の温度と、温泉の泉質と、東京からの距離と評判がよかったことで選びました。 温泉は素晴らしかったです。又、椅子、扇風機など、随所に気配りはさすがと思いました。又あちこちに、かわいいイラストが描いてあり、若女将のやさしさを感じました。又、大変ありがたかったことで他の旅館ではないことは、チェックイン、チェックアウト、食事時間などなどが「だいたい」「いい加減」これは「良い加減」を感じ、大変身体も心もリラックス出来ました。普段時間に追われている身、有難かったです。部屋の時間延長も心良く聞いてくださり、お陰様でゆっくり出来ました。

お湯がよさそうですだったこと。料金がリーズナブルだったこと。お風呂がいろいろあって楽しそうだったこと。いろいろな湯治場に行っていますが、今のところ、ここよりよい所はありません。交通の便ががよいこと、送迎があること、コーヒーがいつでも飲める事。新聞が各社あること。豆乳、ヨーグルト、納豆がおいしいこと。働いている方がやさしいこと、書ききれない(笑)。また来ます。いつもありがとうございます。
1泊2日で東京から距離的にも遠くなく、泉質の良い温泉でゆっくりと過ごしたかった。 photo by 栃尾又ラジウム温泉 自在館

古くからの湯治宿と、現代の旅館の必要な部分をバランスよくとりいれたという感じ。

豪華な日本旅館ほど手厚い接客、サービスはありませんが、必要なことはそろっていて、適度な距離感を保っています。

そして、旅の目的は様々ですが、現代湯治の目的は「心と体の静養」です。ゆっくりと、じっくりと、心も体も休めたい、という方のための旅のスタイルです。

あっちこっちを1日中観光して、見て、食べて、楽しみたい!という旅にはちょっと不向きです。家を出たら宿に直行!ああ早く、温泉で癒されたい!という方にはうってつけです。

まとめブログ「ひとり旅」のススメ

自在館の現代湯治食

湯治「とうじ」という言葉を耳慣れない方も多いと思いますが、古来より日本に伝わる温泉文化です。昨今では、「現代湯治」や「新湯治」という新たな切り口として注目が集まっています。そもそも、湯治とは?現代湯治って?どんなことするの?などなど、気になるポイントをご紹介してまいります。気になる項目から、ご自由にご覧下さい。

 

①そもそも、湯治とは?

②そして、現代湯治とは?

③どんな人が現代湯治にいくの?

④現代湯治、食事はどんな感じ?

⑤現代湯治、お部屋ってどんな感じ、古くて、汚くない?

⑥現代湯治って、なにすればいいの?

 

①そもそも、湯治(とうじ)とは?

湯治(とうじ)とは、一般的に温泉に入浴し療養をすることを指します。

昔は今のように医療が発展しておらず、温泉に傷や病を治す力があると考えられておりました。もちろん現代においては科学的に、温泉の効果が実証されていますが、まだ科学の知見のない時代、温泉は人々にとって「不思議な力」だったのです。怪我や病気の治癒のためにたくさんの人々が温泉に湯治をしました。

ちなにみ、当時の日本(江戸時代末期まで)は病気は悪い「気」によって、かかるもので、病気の治療に「除霊」をしたり、神社やお寺で身を清めてもらうなど、していたそうです。昔はそれが普通だったのです。もちろん、現代人と同じく、「観光」という側面を持ち合わせていたことは変わりません。

明治大正時代になると、西洋医学が日本に急激に流れ込み、病気や怪我、は病院で治すもの。という認識に徐々に移り変わってゆきます。また、農閑期の疲れをいやす農業を営む方々にとってのリゾートのような位置づけもあったようです。

現在では湯治(とうじ)を「ゆじ」と10人中6人は読み間違うほどに、温泉で療養をするという文化は人々の認識から離れてゆきました。しかしながら、温泉、に対して求めるものは形を変えただけで、日本人が温泉を愛する心はいまだ変わらず受け継がれているように思います。

現代では、病気療養の方も、もちろんいらっしゃいますが、病院では病気と診断されないものの、体に不調を抱える。または、病気を予防されたい、未病対策の方。日々の精神的な疲れを癒したい方、こういった方々が湯治に訪れています。

湯治とは、昔々、温泉に怪我や病気の回復を願った、日本人の心の文化なのです。

昔の栃尾又温泉、浴槽には所狭しと、人が入っていた。大正時代、このころもまだまだ病気や怪我の療養という目的の方は多く来られていたとのこと。湯治といえば、1カ月以上の長期滞在が一般的だったという。
こちらも同時期。人、人、人、、、、、
当時、湯治場には今でいう「リゾート」のようなイメージが醸成されつつあり、農家の方々の1年の労を労う意味合いで、楽しみながら過ごしていた。弓道場やなどもあり、娯楽としての側面も持ち合わせていたという。
大正時代の栃尾又温泉、食事は基本的には自炊。野菜などの食材を売る人もおり、皆自炊をしていた。見知らぬ人との相部屋も珍しくなく、一人一品を作り、皆で交換し合ったりと、食を楽しんだそう。

 

 

自在館、おひとり旅のお客様のために

 栃尾又温泉は昔から、湯治場として時代時代に沿った宿を営んで参りました。湯治場という形態から、むかしっから、一人旅、おひとり様のご利用は多かったと伝え聞いています。昨今ではそれに拍車をかけ、おひとり様のご利用が多いですが、私たちは湯治をするにはむしろ、一人旅の方がゆっくりできる。と考えているので、大歓迎なのでございます。ゆっくり、ボーっとするには、1人の方が断然よいと思います。最近では、ご夫婦でお泊りになる際に、お部屋は別々。食事の時だけ、一緒。というお客様も増えてきました。「夫婦だから、部屋は一緒」という考え方も、もうこれからはガラリと変わっていくのかなと思います。また、ご夫婦で日にちを変えて「今月は奥様が」「来月は旦那様が」と、夫婦でも別々でお越しになられる方もいらっしゃいます。時代と共に人の生活は変わります。昔がよかったとか、どうとかではなく、生き方や、考え方は、必ず変わってゆくのです。時代に沿った宿であれるように、お客様のお声と、私たちにできることを、追求していきたいと思います。

 さて、前置きが長くなりましたが、そんなひとり旅、お1人様への、私たちなりのご用意をご紹介します。

①お1人様でも、割増し料金のない、専用部屋をご用意

②1人に丁度よいお部屋サイズ、広すぎず、狭すぎず、ポツンと感を感じない

③お食事も、お1人様専用サイズのテーブル、大きすぎてポツンと感を感じない

④一人でも貸切風呂、使い放題、追加料金等一切なし

⑤車がなくたって大丈夫、無料送迎バスをご用意しています

①お1人様でも割増料金のない、専用部屋をご用意

 部屋数の1/3がお一人様専用のお部屋です。こちらは、むしろ「お1人様以外はお受けしていません」お1人様のために必ず、宿の1/3はお部屋をご用意しています。また、通常お1人様ですと、「割増料金」が発生することが、特に旅館では多いです。これは、ルームチャージのような感覚で、「このお部屋では、このお値段をいただく、必然的に2名以上でないと商売にならない」という前提で宿が部屋を作っているからです。だから、1名様をお受けしない宿が多いのです。勘違いのないよう申しておきますが、これは「良い悪い」ではなく、あくまで各宿の経営方針や、文化です。私たちは、昔からお1人様をお受けする文化が常となっていましたので、設備的にも、運営面としても、お1人様をお受けすることを前提とした料金体系や部屋づくりがしやすかったのです。

②1人に丁度良いお部屋サイズ、広すぎず、狭すぎず、ポツンと感を感じない

 私自身、1人で宿を見て回ることは多々あります。そこでいつも感じるのですが、「たいていのお部屋が、ひとり泊には大きすぎる」ということ。お部屋って「大きければいい」ということでもないと思うんです。もちろん、これも個々の好みですので、あくまで自在館の主人はそう感じます。私たちが考える1人にちょうどよいお部屋のサイズは「2~3歩あるけば、お部屋のどこにでも手が届く」こと。たとえば照明、たとえば電話、自分の荷物、机、などなど、「あ~テレビつけよ」と思ったのに、テーブルまでめっちゃ遠い・・・・・。「寝るか、電気消そう」と思ったのに、壁のスイッチまでめっちゃ遠い。なんなら、ゴロゴロところがって、リモコンをゲットしたい。という、私自身はこんな怠惰なスペースこそ、1人部屋に求めることなのです。逆に、1人で10畳、12畳のお部屋だと、ちょっとぽつーんとさみしい気持ちになってしまいます。とはいっても、4畳とかだと、さすがに狭いわ・・・・と感じてしまいます。6畳~8畳間。これが一番落ち着くサイズだな~、と自在館は感じるのです。


③お食事も、お1人様専用サイズのテーブル、大きすぎてポツンと感を感じない

ちょっと小さめの、お一人様テーブル

 お食事スペースもすごく大事です。ご希望があれば、お1人様はお部屋出しも大歓迎です。(お時間の指定はありますが)が、やっぱり食事は食事処で食べたい。というのが私の感覚です。なのですが、私自身ひとり旅に出て多かったのがこれです。「1人なのに、やたらでかいテーブルにポツンと案内される」これです。なんだか、申し訳なくなるんです。カウンター席とかなら、いいんですけどね。なので、自在館のテーブルはお1人様でお使いいただくことを前提に少し小ぶりです。お写真だとなかなか伝わりませんが・・・また、窓に面したお席と、その後列をお一人様のお席にしています。きれいな景色をご覧いただきたいので。カウンター席の唯一嫌な点は「料理人の方と、向き合ってしまう」こと。これもケースバイケース&好みなので、良い悪いではないんです。が、1人誰とも話さず食べたいときだってあるわけですよ、いろいろウンチク聞いたりするのもまた一興、1人で静かに食べるのもまた一興。湯治に来るときは、きっとお休みに来られる方が多いので、私は一人で静かに召し上がっていただきたいなと思うのです。テーブルも、あなただけのために、用意してあります。

④一人でも貸切風呂、使い放題、追加料金等一切なし

貸切風呂もたくさんつかってください

 これは、ちょっと私たちも驚きで、お客様から言われて初めて「そういうところもあるんだ」と思った事でもあります。それは「1人でも貸切風呂使っていいんですか?追加料金かからないんですね?」と、何度かお客様に言われたこと。伺ってみると、「2名以上でないと貸切風呂をつかえないところとか、追加料金がかかる場合がある」とのこと。なるほど、そういうところもあるのですね。。。。ご安心ください。自在館はお一人様でも、貸切風呂は使い放題、追加料金はございませんので。

⑤車がなくたって大丈夫、無料送迎バスをご用意しています

 栃尾又温泉は首都圏のお客様が非常に多いです。都会で車を持つというのは大変です。私も東京に数年住んでいたことがありますが、駐車場代を見て、目玉が飛び出すかと思いました。「おれの家賃よりたけえところに車止めてる・・・」まず、駐車場代がめっぽう高いです。それと、「車より電車の方がコスパいい」。絶対、電車の方が楽です。なので、都会の方はあまり車を持たない傾向にあります。でも、自在館はとっても交通の便が悪いのです。泣 まず新幹線の停車する浦佐駅からは直通バスはありません。(時期によっては、1日1本ほどあります。が、まずないと思ってください)また、タクシーだと20キロ以上あるので10,000円以上かかります。在来線と定期バスの乗り継ぎは、なかなか接続がぴったり合うのがありません。気長にお待ちいただけるなら良いですが、早くつきたい方には向きません。。。。そう、車がないと不便なのです。

ので、自在館では1日1本限定ですが、無料送迎バスを運行しています。連泊の方は、途中下車して道の駅でお買い物などにもお使いいただけます。無料です。使い倒してください。そのかわり、全員のご要望を聞けません。ごめんなさい。寄りたいところに寄れないこともあります。皆様健やかにお過ごしいただけるように、何卒ご理解お願いします。ということで、宿までのアクセスもご安心ください。※高速バスご利用の方は、少しお待たせしますが、小出インターにて乗車&下車していただくことも可能です。

以上、お一人様の旅について自在館がご用意していることです。どうぞ、いつでも湯治にいらしてくださいませ。

自在館 若旦那 星宗兵

放射能・放射線・放射性物質とシーベルト・ベクレル・グレイ 何が違う?

放射線・放射能・放射性物質は別物です

テレビでこんな放送聞いたことありませんか?「●●原発にて、放射能漏れ事故発生」これ揚げ足取りするわけではないですが、厳密に言えば間違いです。日本国内で放射線、放射能、はほとんど同義で扱われており「放射線=放射能」とほとんどの方が認識されています。まあ、それでも特に問題ありません・・・笑

個人的には「放射能汚染」という言葉が認識間違いを生んでいると思います。専門家の方が意味を込めて付けられた呼称ですから、何かしらの意図があるのでしょうが、我々素人からすれば・・・・間違えやすいわ!と言いたいです。読み進めていただければわかるかと思います。

違いに関しては特に難しいことはありません。下記の図をご覧ください。

右の丸いのが放射性物質、その丸いのの能力を放射能、そして丸いのから出てるのが放射線です。

ウラン・ラジウム・ラドンなどの物質を「放射性物質」と言います。そしてこの放射性物質が出す光の波長の一種が「放射線」です。そして、放射性物質が放射線を出す能力のことを「放射能」と言います。能の後に力を付けて「放射能力」と言ってくれた方がわかりやすかった気がしますけどね・・・。そんなに難しくはありません。

また、放射線に付いて回る「シーベルト」「ベクレル」「グレイ」などの耳にされたことがあると思います。私も勉強するまでは、「一体、何が違うんだ、なんのこっちゃ」でした。調べてみると、難しくありません。なるほど、です。

・ベクレル:「放射性物質」が放射線を出す能力、力を表す

・グレイ:放射線そのものの強さを表す

・シーベルト:人体が放射線から受ける影響の度合いを表す

つまり、ベクレルは「放射性物質」の能力を表し、グレイはその放射性物質から出た「放射線」の強さを表し、シーベルトは「放射線を受けた人」がどれくらいの影響を受けるかを表ます。それぞれ、対象となる物体が違うのです。

よくニュースで耳にするのは、どちらかと言えば「シーベルト」が多い気がします。「●シーベルトの放射能漏れを観測」というふうな・・・・。

なので、ここまで読んでくださった方はもうお気づきかと思いますが、「放射能」は漏れません!漏れるのは放射線、です。「放射能汚染」という言葉も、厳密には私個人としては「?」と、思ってしまうのです。素人ですが・・・・・。

PH、ペーハーって何だ?

ホルミシス効果って何だ?

身体と活性酸素の関係 低放射線(放射線ホルミシス)が身体に良い理由